食品開発男子のゆる〜いマナビブログ

30代食品開発系男子の学びと日常のゆる〜い雑記ブログ

日本に龍が来た日

  • この記事で得られる学び:いつどうやって日本に龍が来たのか!

  • この記事の読む終わる目安:3分くらい

 

龍。竜。ドラゴン。

干支にもなっていますし、いろんな漫画の題材になりますし、

スマホを開いてゲームをすれば、

とりあえず現れるんじゃないでしょうか。

我々の生活の中で、自然に存在している空想上の生き物です。

 

あれも

これも

そういえばこれも。ご存知ですか?笑

 

そんな龍ですが、

いつ・どうやって日本にやって来たのか?知っていますか?

 

今回観たのはこの番組。

www.nhk.jp

 

龍が番組のメイントピックスではないのですが、

一番印象に残っているのが龍のくだりでした。

 

番組では、縄文〜古墳時代の人に見られる顔のイレズミに着目し、

時代による価値観の変化を紹介しています。

縄文時代通過儀礼で成人の証。男女関係なく顔にイレズミしていた。

弥生時代:男性に多い。戦士の証として、魔除け的な意味合い。

古墳時代:犯罪者などの罰の意味合い。

というように、出土した土偶や古文書の記述から意味合いの変遷を辿っています。

こんな感じ。目の下のクマみたいな二本線がイレズミです。

http://ch.kanagawa-museum.jp/ouchi/nurieより

 

人間は「意味の動物」と言われるように、

顔のイレズミひとつでも価値観の大きな変化の対象になっている

(しかも、戦士から罪人って、振れ幅大きすぎ!)

というのも興味深かったのですが、私が一番注目したのは次の部分。

 

弥生時代の魔除け的な意味があった顔のイレズミ。

この時代にライバルが出現します。

それが今回の龍!!

ドラゴンです!!

 

どういうことかと言いますと・・・

この時代は大陸(中国)との交易があり(米の農耕も大陸から伝わっています)、

当時中国で最先端だった魔除けの龍が弥生日本にも輸入されて来たとのこと。

ファッションリーダー的な感じで龍がきたのです!

 

これは新しい!

 

当時のことを妄想すると、

弥生時代は今よりも生存率が圧倒的に低く、いつ死ぬかもわからない時代・・・

医療もまだまだでしょうし、魔除けが医療の根幹だったのでしょう。

そこに海外からめっちゃご利益あるとやってきた龍!

確かに未知の生物で強そうだし、魔除け効果高そう!!

これは家にも置いてご利益にあやかりたい!!

ってなったのだと思います。

だって、強うそうですもん。うなぎの何万倍も。

 

ということで、魔除けご利益を巡って、

顔イレズミ派と龍派で大きく分かれたわけです。

現在まで龍が残っていることを考えると、おそらく龍派が多数だったのでしょう。

顔にイレズミして魔除けってる人、ほぼ見ないですもんね。

 

私が面白いと感じたのは、

まさか龍が ”ご利益バキバキのファッションシンボル”として

日本にきていたのだという点。

現代で考えると、

コロナのワクチン(ファイザーやモデルナの海外製)とか?

経済も絡んでるし、ちょっと違いますかね。

シリコンバレー式健康法とか瞑想法」とかそんな感じですかね?

ビジネスリーダーたちがやっていて、効果ありそう〜とかなりますもんね。

ファッションリーダー的な感じで行くと、

Instagram」とか「TikTok」とかでしょうか?

エモい〜ってなりますよね。

 

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いずれにしても、当時の弥生人にとっては、

龍は超斬新で魅力的なものだったんじゃないかなと思います。

異文化からくるものの破壊力、

そしてそれが現在へと受け継がれて残っているというスケールの大きさ。

かと思いきや、現代でも似たように多文化からの影響を受けている日本人。

時代背景による価値観OSの違いはありつつも、

人類のスペックは大きく変わっていないのかもしれませんね。

面白いです。

 

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今日の学び

・龍は”ご利益バキバキのファッションリーダー”として弥生時代に日本に来ていた

・時代によって価値観は大きく変わる。人間は「意味の動物」

・でも、他文化から影響を受けつつ生きている現代人も大きく変わらない

 

世界は広いです。

まだまだ学ぶことも多いです。

今回もお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

それでは、また。