入れ歯先進国!ニッポン!(江戸時代)
この記事で得られる学び:日本にはいつから入れ歯があったの?レベルは高かったの?
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歯って大事ですよね。
脳への適切な刺激もありますし、
何より美味しいものを食べる幸せには歯は不可欠!
QOLに直結するといって差し支えないでしょう。
しかし、それが難しい場合に重宝するのが入れ歯です。
入れ歯って、いつからあったの?けっこう最近??
ご存知でしたか?
今日はこの番組をご紹介。
要潤が過去へとタイムトラベルをして当時の生活を取材するという設定の
ドラマ要素のあるドキュメンタリー風番組です。
要潤が過去に来た時に通信する場面が大好きです★
今回のテーマは入れ歯師。
1800年代の江戸時代には立派に存在していた職業であり、
つまり江戸時代には入れ歯は存在していたのです!
そんなに昔から入れ歯ってあったんだ!!
入れ歯師は当時の元仏師(仏像を彫る職人さん)がなることが多かった職業。
入れ歯の土台は木から精確に削り出しており、
歯の部分は主にろう石、象牙、動物の骨などが使用されていたとのこと。
噛み潰す時に一番力のかかる奥歯の部分は、金属の鋲が打ち込まれて強化されている。
https://www.dent-kng.or.jp/museum/ja/hanohaku04/
もう、ほぼ歯茎と歯ですよね!!
再現度がめちゃくちゃ高いんです!!
実際に当時の江戸の人はこの入れ歯を使用して食事を摂っていたとのこと。
その人の口に合うよう、丁寧に職人さんが対応をしていたようです。
当時の職人さんの技術力の高さが伺えます。
ここで気になるのが、世界の入れ歯事情。
当時の日本の入れ歯のレベルって、どうだったの?
1746年にヨーロッパでは入れ歯の記録が残っている。
金属の棒に象牙や人工の歯を並べ、上下をバネで固定するもの。
これは噛むことが難しく、食事には適さなかった。
つまり、ヨーロッパのものは外観を意識したものであり、
機能性の低い入れ歯であった。
日本の入れ歯は当時からかなり技術は高かった。
こんな感じ。
https://wakaba-d.or.jp/builder/ireba/ireba1.html
食べられないんだ!?
とりあえず歯抜けの顔は避けられるけど、
食事には使用できないんだ!?
これは不便ですね〜〜
つまり、当時のヨーロッパには、
実用に耐えうる入れ歯は存在していなかったわけです。
ペースト状のものや、固形物をふやかしてゆっくりと食べるしかなかったのですね。
大変な時代です・・・
ということで、江戸時代の日本の入れ歯技術の高さは圧倒的で、
日本は入れ歯先進国だったのです!!
I・R・E・B・A
それはクールジャパンだったんですね!!
時代が違っていたら、
スキヤキ・フジヤマ・イレバ
がアメリカで日本の代名詞として呼ばれていたのかもしれません。
嘘ですけども。
○○○○○○○○○○○○○○○
よく言われるように、
当時から日本人は手先が器用で工芸品の加工技術は高かったのかもしれません。
もう一つ思うのが、
日本人はQOLを上げるのに貪欲だったのかなーということ。
ヨーロッパの話を見ても、
入れ歯に食べる機能を持たせるのは、
かなり大変なことだったと思われます。
しかし一方で、やはり自分の顎を使って食事をするのは、
生活の幸福度を上げる上では非常に重要なことだと思います。
圧倒的な課題を高い技術力でカバーする。
来る日も来る日も試作するような、
日本人ならではの ”やり込み要素” な気がします。
これだけでプロジェクトXが一話作れそうな気がしますね!!
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今日の学び
・江戸時代の日本は誇るべき ”入れ歯先進国” だった!!
・当時の日本人はQOLアップに貪欲だった?日本人の気質?
世界は広いです。
まだまだ学ぶことも多いです。
今回もお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
それでは、また。