食品開発男子のゆる〜いマナビブログ

30代食品開発系男子の学びと日常のゆる〜い雑記ブログ

どうも、ステノキャプショナーです!!

みなさんはテレビを観る際に、字幕を使うことはありますか?

さらにさらに、字幕って生放送でも表示されているのって知っていましたか?

生放送を字幕にするということは、音声を文字情報に変換しているわけですよね。

ん?これって、AIとかで字幕にしているの?

いえいえ、違うんですよ。なんとこれ、人がやっているんです!!

あんなにすぐに表示される字幕を!?

そんな字幕を作る彼らの職業を人はこう呼びます。ステノキャプショナー、と。

めちゃめちゃカッコイイ職業名じゃないですか!?

自分?あ、職業は しがないステノキャプショナーです。

って言ってみたい!!

 

そうよ、私はステノキャプショナー!!(実際は目隠しはしていません笑)

 

ということで、本日はこの番組をご紹介。

「第2回キーボード選手権 生字幕入力コンテスト」 - ニッポン知らなかった選手権 実況中! - NHK

 

番組内では、放送字幕のステノキャプショナーたちによる生字幕入力のコンテストが行われています!!

 

そもそも生字幕というのは・・・・

音声を聞いて、ソッコーで文字入力を行い、それを字幕として表示するタイピングのプロ(ステノキャプショナー)によるお仕事です。生放送の場合、発言から3秒以上遅いと聴覚障害者の方が遅いと感じてしまうため、それ以内に入力しなければいけません。しかも一つの字幕がテレビ画面に出ているのは3秒ほどなので、ミスすると文章が理解できなくなってしまうため、当然字幕は正確であることが求められます。

そんなに正確に早く入力ができる人いるの!?っていう感じですよね!!番組の競技中も、ひたすら無表情な参加者の顔と、猛烈なタイピング音が鳴り響く、異様な状況でした。そんな職業があったとは、恥ずかしながら知らなかったですー。。

 

タイピングは2人で1組となっており、2人の連携が超重要になります。2人で上下から1つの文章を作るもよし、1人文章を入力・1人がダブルチェックで内容を確認してEnterを押す、みたいに分担方法はチームによりけりなようです。

すごいプレッシャーとの戦いですよね~~

 

どういう人がこの職業についているかというと、タイピングの専門学校の卒業生や、Eスポーツの上位入賞者がスカウトされて業界に入ってきたりもしているようです。いずれにせよ、猛者ぞろいの職場ということですね・・・

うーむ、ステノキャプショナー(もはや言いたいだけ)の職場は甘くないですね・・・

 

競技は、3つのジャンルの番組を生字幕にし、その正確さとスピードを競うというものでした。3ジャンルというのが、それぞれ勝敗を分けるプレーヤー泣かせの番組構成となっています。

①ご当地ニュース:いかに地名を知っているかの勝負(白亜の岩と紺碧の海とか)

②経済ニュース:難しい専門用語やその内容を把握しているかが勝負(インボイス制度とか)

③漫才:口頭の早口のため、正確さとスピードが最も求められる

いやいや、もう想像しただけで難しい・・・!!

紺碧の海(こんぺきのうみ)とか、音声で聞いて正確に変換するの、超難しいですよね。。

 

ただ、そこは競技に参加する生字幕の猛者たち。正確さやスピードでは大きな差はつかず、評価の差は「見やすい改行」や「漫才のときの効果音まで字幕にする判断」といったところが勝敗を分けていたようです。

やはり、「伝える」のが目的なので、いかに時間がない中で、視聴者のことを意識した字幕にできるかが重要ってことですね~

 

今回番組を観ていて、「AIで文字起こししたらいいんでない??」とも思ったのですが、AIだと5%の確率でミスが起きるそうで、それを探して直すよりも、人が生字幕入力した方が結局早くて正確なんだとか。極めた人間のパフォーマンスってすごいすぎませんか!?

いつか囲碁みたいに人間がAIに抜かれるのか、それともやはり人間がパフォーマンスを上回り続けるのか。どうなっていくんでしょうか。今後が気になりますね~

 

ということで、今回は「ステノキャプショナー」という職業のご紹介でした。

本当にいろいろなお仕事が世の中にはあるんですね。

おもしろいです。

今回もお付き合いいただきまして、ありがとうございました!

それでは、また。