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悪魔の投票システム!? 古代ギリシャのトンデモ制度!!

過去の賢人ソクラテスプラトン。私には難しすぎてちゃんとわからないですが、現代にも通じる哲学の道を拓いた偉人たちですね。

 

そんな人たちの年号を見ると、紀元前8世紀!? え? ざっくり3,000年くらい前なわけなんですか!? 当時はパソコンだってスマホだってもちろんないわけですし、下手したら紙だっておぼつかないかもしれません。そんな環境で思考を深め続けた偉人たち、偉人過ぎませんか!?

 

ということで、本日はそんな偉人たちの時代のトンデモ文化について。

 

今日はこの人の時代!ソクラテスさん!

 

少しだけ教科書的なお話

紀元前8世紀は古代ギリシャ時代って呼ばれてます。都市国家である「ポリス」が次々にできてきた時代なんですって。「ポリス」って「都市=国」が乱立している状態ですね。有名なのがご存じ「アテネ」。特に大きな力を持ったポリスだったそうです。この「アテネ」に属していたのが、ソクラテスプラトンといった哲学者たちなんです!なるほど、そういう位置づけだったんですね~

 

ちなみに、この都市国家アテネ」の中央地にあったのが「パルテノン神殿」になります。

 

こんな雄大な建築が3,000年前に・・・!?

https://www.urarekishi.com/2020/05/what-is-parthenon.html

3,000年前にはこんなに立派な建造をする技術があったなんて、本当に驚きです・・・。

 

アテネはどんな暮らしだったん?

当時のアテネの人口は約30万人。だいたい東京都の中野区くらいの人口ですね。パルテノン神殿を中心に人々が住宅を構え、その周辺にはオリーブなどの果樹栽培が行われる農地が。オリーブって、そんな昔からあったんだ!! 神殿の下の平地では市場での取引や集会などが行われており、ここでみんなが自由に議論を行い、ソクラテスプラトンをはじめとした哲学が誕生したんだそう!! 哲学って、議論ベースだったんですね!! ソクラテスの「無知の知」(自分の無知を自覚している人こそ賢い的な感じ)みたいなやつも、弁論を戦わせることで生まれていったんですね~。今よりも娯楽も雑念も全然ない時代なので、マジで大真面目の議論が繰り広げられたんでしょう!!ディスカッションって超大事!!人一人が考えられることなんて、たかが知れているって気がしますよね~。

 

アテネ時代のびっくり制度とは?

で、ここからが本日の個人的な本題です。アテネのトンデモ制度についてです。ここまでの説明でもわかるように、当時のアテネは民主政治。自由な意見が言える環境だったわけです。さらに言うと、「独裁政治」を極端に嫌う空気が強かったようです。市民たちも戦争に参加することで国に対する発言権が増してくると、ある制度を始めます。それが、

 

陶片追放

 

というシステム。

 

??何を追放するわけ??さっぱり意味が分かりません・・・。

 

どういうシステムかというと、市民が「こいつ独裁政治をしそうだなー」と思う人物の名前を陶器の欠片に書いて投票をするんですって。で、見事に6,000票を獲得する人物が現れると、その人物は晴れて「10年間の国外追放」に処されるんですって!!

 

すごいシステムー!!強制退去だ!!

 

人権のない時代と民主制の独特なバランスがあってこそ生み出されたシステムですね~。「村八分ルール」なんかよりもドライで明確な罰。けどけど、「独裁者を出さない」っていう共通の明確な目標がある社会において、効果的な方法ではある気がします。納得してその社会に属しているわけですしね。「個」よりも「集」が明確に優位だった時代の考え方。とっても興味深いですね~。

 

どうでもいいのですが、『HUNTER×HUNTER』のグリードアイランドで使用されたゲームマスターの「排除」を思い出してしまいました・・・笑。強制的に島から離脱させるやつ。

 

これこれ!強制退去させられるやつ!

https://note.com/hima_kuuhaku/n/n33cea744d044

ということで、現代では反則的な「古代ギリシャ時代の強制退去ルール」に関する話題でした。議論を戦わせる古代ギリシャのびっくり社会制度ですね。

本日もお付き合いいただきまして、ありがとうございます。

それでは、また。