実は人類の「寿命」って、めっちゃ独特!? どういうこと!?
人生100年時代と呼ばれる昨今。100年って言われたら、めちゃくちゃ長いですよね〜。1歳だった子は101歳、24歳だったサザエさんは24歳ですよ!? 人類の寿命は着実に伸びているわけですが、じゃあ他の動物はどうなんでしょう? 他の動物に比べて、人間の寿命には何か特徴とかがあるんでしょうか?
本日は、そんな「寿命」にまつわるお話を。
今回はこちらから。またこの番組です!
この番組を紹介した過去の記事はこちら。問題作かもです・・・笑。
本日はサクッといきます!この番組によりますと、人類の寿命には、他の生物に見られない明確な特徴があるとのこと・・・。なんだと思いますか?
それはですね・・・
子孫を残した後もめっちゃ長く生存している!!!
ということなんですって。どういうことかと言いますと。
人間以外のほとんどの生き物は、子孫を残したら生き物としての役目は終わるので死ぬのが一般的。これは、比較的人類に近いとされているチンパンジーも例外ではないんだそう。チンパンジーは寿命がざっくり35歳くらい。生殖が可能なのが30歳くらいまで。つまり、子孫を残したあとは5年くらいしか生きられないわけです!! そうなんだ!?
一方で我々人類。当然ご存知の通り、生殖可能期間と同じぐらいの長さ余生が存在しています。これは圧倒的に他の生物にはない特徴だったのです!!! 人類だけがいわゆる「余生」的な期間が長いと言われても、そうじゃないパターンの想像が難しいですよね。。 めっちゃくちゃ駆け抜ける育児が終わったと思ったら・・・もう終了? 余韻というものが全くない!!
ではなぜ、人類だけがこんな特別な寿命を持っているんでしょうか? その生物学的な意味の仮説が「おばあちゃん仮説」というもの。これはですね、「残った寿命(能力)を子孫の世話に振り分けるのじゃ!!」という説なんです。チンパンジーと比べて生殖期間が短いというのも、それを裏付けているんだそうで。つまり、文化の継承には時間がかかるため、教育期間が長い必要があり、そのマンパワーを両親だけでなく祖母も負担する育児方法をとっているという説なのです。
なるほどー。この説の正誤は置いておいて、めっちゃ納得の部分はあります。まずは、現代の核家族問題。人類の想定した育児方法的よりも かなーり負荷のかかっているということ。昔は祖父母や地域の方々みんなで育児をしていたのが、現代は良くも悪くも両親だけ。都市化や核家族形態は人類が想定していなかったというのは、なんとなく納得感があるんですよねー。
もう一つは、人間の社会構造の超複雑化。「卵が先か鶏が先か問題」じゃないですが、社会構造が複雑になったから、この2世代で行う育児方法をとるようになったのか?この育児方法をとれるようになったから、社会構造が複雑化したのか?これは面白いですねー。いずれにせよ、進化は生存に優位な方向に進むので、この育児方法は一定の生存率向上に寄与しているはずなんですよね〜。
うーん、今日は短くいこうと思っていたのですが、色々と思うことを書いてしまいました・・・。みなさんはどんなことを考えられましたか? いずれにしても、「人類の寿命が実は超ユニークだった」というのは私にとって驚きでしたので、共有させていただきました。
本日もお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、また。