静けさを感じる心
本日は短めですが。
こちらの番組で印象的だったことを。
タイトルの通り、南アフリカのケープタウンを舞台に抗争に明け暮れるギャングの実態を伝えたドキュメンタリーです。ギャングって聞くと、「超怖い狂気の集団」みたいなイメージを持っていたのですが、話してみると、ふつうの若者たち。ギャングになったのも南アフリカの貧困が原因で、仕事がなくて、仕方なくギャングをやっている人が多いみたいです・・・・。このケープタウンエリアには、小さなエリアになんと50ものギャング団が乱立してしまっており、薬物等の密売のエリアの奪い合いが日常茶飯事。2~3日に1度は銃撃戦が起こっていて、誰かしら仲間が殺されてしまうという殺し合いの負のスパイラルが発生してしまっています。
私たちと変わらないようなふつうの人が、貧困のせいで、仕方なく殺し合いに参加せざるを得ない状況。綺麗事ではどーにもならないから陥ってしまっている状況ですが、やはり胸が痛みます・・・。
番組で印象に残っているシーンがありして。ギャングに所属するも、改心を考えている若者がいまして、話し合いのために閑静で安全な住宅地に連れていくシーンがあります。平和なその土地では、抗争に巻き込まれる心配もないため、不安はないはずです。ただ、その若者は言うんです。
「静かすぎて、怖い。抗争が始まる前の静けさだ・・・」
穏やかで平和なはずの風景を、穏やかな心で感じることができない。そんな日常を望まずに過ごしている人が、おんなじ地球にはいるんだなーってこと。重く受け止めてしまうとネガティブに引っ張られてしまって生活がアレなのですが、でも忘れずに心にとどめておこう。そう思った次第です。
本日もお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
それでは、また。