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ナイチンゲール!! どんな超人だったんよ!?

うおー!カッターで手を切ってしまった・・・!とか、かけっこですっ転んで膝を擦りむいた・・・とか。そんな時に優しく介助してくれる看護師さん。ありがたいですよね〜。看護師さんといえば、思い浮かぶ歴史上の人物といえば、ナイチンゲール。名前はよく聞きますが、実際何をした人なのか知っていますか?

 

本日は、そんなお話。

 

ナイチンゲールさん!! 小学校の人物伝記で読んで以来かも・・・。

 

本日ご紹介する番組はこちら。

 

www.nhk.jp

 

 

いや〜、恥かしながらナイチンゲールさんについては、私あまり知らなかったのですよ・・・。「最初のナースさん的な?」くらいなイメージ。お恥ずかしい・・・。この番組では、ナイチンゲールの生涯をたどる内容でした。

 

本日は特に、「この時代、なんでナイチンゲールはすごかったのか?」ってことに焦点を当ててご紹介しようと思います。

 

まず、ナイチンゲールについて超ざっくりと。1820年、イタリア生まれ。裕福な家に生まれ、当時の女性には珍しく、様々な語学や学問を学ぶ高等教育を受けます。そして、家族の反対もなんのその、看護の道へと進んでいきます。31歳の時に単身ドイツに渡って看護の勉強をするなど、かな〜〜り芯の通った方だったみたいですね。説明がペラッペラですが、ナイチンゲールさんはそんな感じ。

 

そして、「ランプの貴婦人」や「クリミアの天使」と呼ばれ、一躍有名となるクリミア戦争へと派遣されていきます。クリミア戦争1854年に発生。当時オスマントルコとイギリスの連合がロシアと衝突した戦争です。戦争負傷者への看護が追いついていない状況がマスコミによって報じられ、国民の不満が高まります。そりゃあ出兵中の家族が怪我をしているかもしれないと思うと、待っている家族は気が気ではないですよね・・・。ということで、ナイチンゲールら女性看護師が初めて戦争へと派遣されたわけです。派遣されたのは、コンスタンティノーブル(現イスタンブール)。

 

 

今回の本題の、この時代の前提を少し書いてみますと・・・

・当時は「看護」という概念は存在しない

・何の物資も用意されていない

・まだ細菌も発見されていない

・もうね、糞尿だらけ

・当時の看護師は超低層階級の仕事だったので、看護団が現場を取り仕切る権利を得るのが超大変

・怪我ではなく感染症で亡くなる兵士が超多い

 

いやいやいやいや・・・。派遣されて行ったのに、地獄な環境すぎませんか!?

 

ナイチンゲールはこの状況でリーダーシップを発揮することで、一躍有名になるのです。しかも、かなり時代を先取りした取り組みもしています。例えば、人類初めての感染症への対策。具体的には、手洗いの徹底や包帯の煮沸などを取り入れ、衛生面への配慮を徹底して行ったんです。今でこそこれは当たり前のものですが、細菌も発見されておらず、感染症の原因もわかっていなかった当時では、画期的なことだったはず。だって、原因がわかっていないってことは、「自分にも感染る可能性がゼロではない」ってことじゃないですか。その恐怖と戦いつつ、めちゃめちゃ冷静な観察・対応をしつづけたわけですよ。そんなことできますか? すごいですよね〜。これによって、確実に負傷兵の死者数は低下していきます。

 

さらにさらに、ナイチンゲールは兵士達の心のケアに着目。兵士の家族へ手紙を書くことで、その返答を兵士達に渡してメンタルケアも行っていきます。夜には患者を見回ることで、安心感を与え、「ランプの貴婦人」と呼ばれるようになるわけです。正直メンタルケアの概念って、最近できてきたものだと思っていました。ところが!!150年前にナイチンゲールはすでにその重要性を予感していたわけです!! すごすぎませんか?

 

ナイチンゲールのこの成果を見ると、

・圧倒的な奉仕力。生命の危険がある場所で全力でケアに臨んでいるパッション!!

・看護に対する観察眼とセンス。まだまだ医学が今と比べて劣っている時代に、完全に現代と遜色のない取り組みをしていたわけです。150年も進んだ取り組みだーっ!!

これを34歳でやってのけるわけです。完全に超人レベルですよね!!マンガ『キングダム』風に言うと、「傑物の類」です!!

 

いかがでしたか? ナイチンゲールが歴史上の偉人として扱われている理由が良くわかりますよね〜。とんでもねぇっす。繰り返しですが、当時まだ34歳。ここからまだまだナイチンゲールは活躍していくわけです。身が引き締まりますね。またどこかのタイミングでナイチンゲールのその後をご紹介しようと思います。

本日もお付き合いいただきまして、ありがとうございます。

それでは、また。

 

 

▼同じ歴史上の女性ですが・・・。マリーのアントワネットさんのお話▼

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