つぶらな瞳でエグい毒!? ふぐの毒の謎!!
つぶらな瞳をもち、怒るとふくれっ面をする可愛いあの子。可愛い子には毒がある。そう、その子の名は
ふぐ!!!
可愛い・・・ですよね?笑
本日は、そんなふぐに関するお話。
本日はこの番組をご紹介なのですが、番組とは一切関係ない話です笑
こんな大会やってるんですね!見応えがあって、面白かったです。
みなさんはふぐの毒について、ご存知ですか?「テトロドトキシン」って名前の毒を持っており、青酸カリの1000倍くらいの強い毒性だそうです・・・。
人間が間違って食べてしまうと、神経が麻痺して、ひどいと呼吸困難に陥って死んでしまうこともあります。たまに釣りんちゅが自宅で捌いて中毒死をするという事故が起こったりしますよね・・・。特に内蔵の処理が難しく、提供する場合には免許や資格が必要になります。
そんな激ヤバ毒野郎のふぐたさんですが、気にあることありませんか・・・?
・そんなやばい毒、どうやって作ってるのよ??
・そんなやばい毒、なんで体の中に蓄えておけるのよ??
と思ってしまったわけです。調べてみました〜
そんなやばい毒、どうやって作ってるのよ??
これはですね、調べてみてびっくりでした。なんとですね、
自分では作っていない!!
んですって。まさかの毒外部委託!? じゃあ、犯人は一体どこから毒を持ち込んだんだ!! それはですね、餌から毒を集めているんだそうで。
海には「テトロドトキシン」を作ることができる細菌が存在しており、それをヒトデや貝が食べているんです。つまり、ちょっと毒を持っている状態。そんなちょっと毒ヒトデ・ちょっと毒貝を食べることで、ふぐは毒を蓄積していたんのです! こういうのを、「生物濃縮」って言いますね。海のマイクロプラスチックや放射線の生物濃縮が問題になっていますよね。それと同じ現象をふぐは有利に利用していたわけです。つぶらな顔して、かなり策士!!
そんなやばい毒、なんで体の中に蓄えておけるのよ??
ということで、ますます重要になるこの疑問。なんでふぐは体内に毒を濃縮できるのか? これは「説」という形で紹介されていました。
この「テトロドトキシン」は神経毒でしたよね。神経っていうのは、電気信号で情報を伝達するわけなんですが、その電気を発生させるためには、陽イオンが必要なんですね。例えば、カリウムやカルシウム。これらが栄養的に重要なのは、この理由。「テトロドトキシン」はナトリウムを使った電気信号の発生を邪魔するため、毒として作用するんですね。で、ふぐはこのナトリウムの電気信号の伝え方が違っていて、毒の影響を受けないんだそう。詳しい記載がなく、ふわっとした説明ですみません・・・。
面白い!!これも「都合よくふぐの神経構造になった」というよりは、「そういう構造になったから毒が溜まって、結果的に生き残れた」ってことなんでしょうね!これが進化の面白さですね!!このパターンは発生率は低そうですが、一度能力をゲットできれば、生存率は爆上がりしそうです。他にもそんな生物はいそうなので、また別の機会で調べてみます!
ということで、本日は「ふぐの毒に思いを馳せる会」でした。釣りをされる方は、くれぐれもご自分でふぐを調理しないように気をつけてくださいね!!もし別の神経構造を持つ人類の方でしたら、生き残れるかもしれませんが・・・笑。
本日もお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
それでは、また。