ペットボトル製造ツアー!! 原料の名はプリフォーム!!
これ、なんだかわかりますか??
試験管?唾液採取の容器?薬入れ?
いえいえ、違います。
これ、ペットボトルの原料なんです!!
その名もプリフォーム!!
先日食品関連の展示会に行ってきまして、そこで得た「知らなかった」を共有します。
いろいろな企業さんの展示ブースを回っている中で、突然出会ったのがこのプリフォーム。私は飲料系には関連しない分野の開発ですので、ペットボトル容器の知識は全然ありません。そのため、これがペットボトルになるというのは、とても驚きでした!展示ブースでは、このプリフォームからペットボトルを成形する機械が展示され、実際に実際に成形しているところを見ることができました。
確かに、口の部分はネジ状になっていてペットボトルのキャップをはめる部分を連想できますが、この胴体部分がペットボトルになるなんて、全然想像できないですよね!!
実際どうやってペットボトルにしているの?
工程はこんな感じ。
熱して柔らかくして→型に入れて→縦方向に伸ばして→空気を送って膨らませて→型通りの形に成形する
という流れなんですね〜
ここのHPがわかりやすいため、そのまま載せさせていただきます。
https://bizchem.net/difference_between_injectionblow_and_directblow/
なるほど!こうやって成形してペットボトルができているんですね〜
ペットボトルって、どんな種類があるの?
最終的なペットボトルの容量や材質に合わせて、このプリフォームも容量・品質を調整します。500mℓから2ℓ、硬くてしっかりした材質から簡単に手で潰せる柔らかいボトルまで、様々なボトルが身の回りにありますもんねー。さらには、ホットや炭酸などもあり、ペットボトルに求められる機能は様々です。ひとくちにペットボトルといっても、本当に様々なんですねー!!ちなみに、取手つきのペットボトルとかもあると思うんですが、これはプリフォームの段階からすでに完成形の取手がついていました。
なんでこの形態で流通しているの?
商流としては、プリフォームメーカーが原料樹脂からプリフォームを成形・販売→最終製品メーカーが希望の容量や形状のペットボトルを成形・販売→飲料メーカーなどで商品を充填→スーパーとかで売られて、我々が買う!という流れです。
そもそもプリフォームも原料の樹脂から成形して作った中間物なんですが、なんでこの形態で流通しているのか?どんなメリットがあるのか?こんなメリットが挙げられるみたいです。
・コンパクトな中間体とすることで、より多く最終製品メーカーへ搬入できるという物流メリットと最終製品メーカー内での在庫圧縮メリット
・最終製品メーカーで微妙に変わってくる外観デザインごとに作る必要がないため、品種を圧縮できるメリット
・最終製品に貼られる商品デザインシールを作る必要がなく、印刷を得意とする別メーカーがシールを作成するという部材の分業化メリット
なるほど〜
今回の記事を書くことで、ペットボトルの中間原料、プリフォームについて、さらに理解が深まりました!!
ちなみに・・・
アマゾンでもプリフォームを購入できるみたいです笑
家庭で成形ができるわけはないので、丈夫な容器として購入される方がいるみたいですね。確かに、防水や密閉は折り紙付きですもんね!
ということで、今日はわれわれの暮らしを支えるペットボトルの原料のお話でした。
本日もお付き合いいただき、ありがとうございました!
それでは、また。
今回参考にしたHP
https://metoree.com/categories/6047/
https://www.toyo-seikan.co.jp/technology/petbottle/making/preform/
https://bizchem.net/difference_between_injectionblow_and_directblow/